日美商事株式会社

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化成品関連商品

可塑剤

可塑剤とは、主に塩化ビニル樹脂(塩ビ)を中心としたプラスチックに柔軟性を与える添加剤のことです。可塑剤は主に、酸とアルコールから合成されるエステル化合物です。酸としてはフタル酸、トリメリット酸、アジピン酸、リン酸などがあり、アルコールはオクタノール、ブタノール、ノナノール、高級混合アルコールなどを使います。

DOP

最も代表的な塩化ビニル樹脂用一次可塑剤です。DOPは可塑化効率に優れ、揮発分が少なく、耐寒性、相溶性、耐候性、加水分解安定性、電気特性、耐老化性、耐移行性に優れており、フィルム、レザー、シート、電線、コンパウンドなど幅広く使用されております。
分子量 390
既存化学物質番号 (3)-1307
消防法(危険物分類) 第4類第4石油類
(試験方法:JIS K 6751)
項 目 規格値
外観 透明浮遊物無し
色相(ハーゼン) 20以下
比重(20/20℃) 0.986±0.003
酸価(KOHmg/g) 0.02以下
エステル価(KOHmg/g) 287±3
加熱減量(%) 0.07以下
加熱後酸価(KOHmg/g) 0.07以下
体積固有抵抗(30℃ Ωcm) 3.0×10 11以上
屈折率(25℃) 1.485±0.003

DOP

DINPは炭素数9のイソノニルアルコールを使用した一次可塑剤です。DOPに比べ耐熱性、耐寒性、耐揮発性に優れており、またプラスチゾル配合では粘度安定性に優れています。一般用途の他、フィルム、シート、高級レザー、電線用に適しています。
分子量 418
既存化学物質番号 (3)-1307
消防法(危険物分類) 第4類第4石油類
(試験方法:JIS K 6751)
項 目 規格値
外観 透明浮遊物無し
色相(ハーゼン) 30以下
比重(20/20℃) 0.986±0.003
酸価(KOHmg/g) 0.04以下
エステル価(KOHmg/g) 267±3
加熱減量(%) 0.07以下
加熱後酸価(KOHmg/g) 0.07以下
体積固有抵抗(30℃ Ωcm) 3.0×10 11以上
屈折率(25℃) 1.485±0.003

DOP

DBPは優れた相溶性を持つ塩化ビニル樹脂用の一次可塑剤です。他の一次可塑剤に比べ、やや揮発性が高いですが、ゲル化性能、可塑化効率に優れ、一般にチューブ、レザー、雑貨、フィルム、ホース等の製造に使用されています。また、DBPは酢酸ビニル樹脂エマルジョンおよびセルロースエステル系ラッカーの製造等にも使用されております。
分子量 278
既存化学物質番号 (3)-1303
消防法(危険物分類) 第4類第3石油類
(試験方法:JIS K 6751)
項 目 規格値
外観 透明浮遊物無し
色相(ハーゼン) 20以下
比重(20/20℃) 1.048±0.003
酸価(KOHmg/g) 0.05以下
エステル価(KOHmg/g) 403±3
加熱減量(%) 0.50以下
加熱後酸価(KOHmg/g) 0.06以下
屈折率(25℃) 1.491±0.003

DOP

PL-100はDOPと同様の汎用性を備えた当社独自の塩化ビニル樹脂用一次可塑剤です。炭素数が7・8・9の直鎖率が高い(80%~85%)アルコールを原料としていますので、側鎖アルコールフタル酸エステル(DOP,DIDP等)に比較して可塑化効率が良く、部数が少なくて済み、またゾル粘度が低く安定しているために特にペースト加工に優れた特性があり、高い評価をいただいております。
分子量 380
既存化学物質番号 (3)-1307
消防法(危険物分類) 第4類第4石油類
(試験方法:JIS K 6751)
項 目 規格値
外観 透明浮遊物無し
色相(ハーゼン) 30以下
比重(20/20℃) 0.987±0.006
酸価(KOHmg/g) 0.05以下
体積固有抵抗(30℃ Ωcm) 1.0×10 11 以上
屈折率(25℃) 1.484±0.003

DOP

PL-200は炭素数が9・10・11の直鎖率の高いアルコールを原料とする非常に優れた塩化ビニル樹脂用一次可塑剤です。
分子量 450
既存化学物質番号 (3)-1307
消防法(危険物分類) 第4類第4石油類
(試験方法:JIS K 6751)
項 目 規格値
外観 透明浮遊物無し
色相(ハーゼン) 50以下
比重(20/20℃) 0.960±0.010
酸価(KOHmg/g) 0.07以下
加熱減量(%) 0.10以下
体積固有抵抗(30℃ Ωcm) 1.0×10 11以上
屈折率(25℃) 1.481±0.003