可とう端子

可とう端子は、すずめっき平編組線を数枚重ね合せ、両端に端子部を設けた電気接続用導体です。
- S型可とう端子 (詳細、型番と寸法表 はこちら)
- S型は、平編組線は素線径をφ0.12またはφ0.26とし38、50、100、150、200、250mm2の6種類のサイズを使用しています。
- P型可とう端子 (詳細、型番と寸法表 はこちら)
- P型は、平編組線は素線径をφ0.12とし8、14、22、30、38mm2の5種類のサイズを使用しています。
- 可とう端子補足資料
- 特殊使用例・使用目的・特殊形状例

薄い銅条あるいは銅箔を必要枚数重ね合せたものを可とう部とし、その両端に相手端子と接続するための端子を各種方法(電子ビーム溶接(KE型)、アルゴン溶接(KW型)、リベット(KR型)、ハンダ(KS型)、角管圧縮(KC型))によって固定して作られる電気接続用導体です。
- コーペル (詳細、型番と寸法表 はこちら)
- コーペルに使用する銅条について
- 標準銅条厚さは0.2mmです。
- 他の銅条厚さとして0.05mm,0.1mm,0.5mmも製作可能ですのでご相談下さい。
- コーペル補足資料
- 特殊仕様例・特殊形状
可とう端子とコーペルの選定表
可とう端子 | コーペル | ||||||
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P型可とう端子 | S型可とう端子 | KE型コーペル | KW型コーペル | KR型コーペル | KS型コーペル | KC型コーペル | |
可とう部材料 | 平編組線 | 銅条 | |||||
構造 | 圧縮 | 圧縮 | 電子ビーム溶接 | アルゴン溶接 | リベット | ハンダ | 圧縮 |
電気特性 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ |
耐食性 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
屋内 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
屋外 | × | × | ○ | ○ | × | ○注 | × |
可とう性 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
量産性 | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ |
注 KS型コーペルの屋外については仕様により不可の場合があります。
※可とう端子は可とう銅帯、シャントワイヤ、平網組線、平リード線、フレキシブル導体、たわみ導体などさまざまな呼び名がありますが、同一機能製品です。
※コーペルはシャント、銅条、積層銅箔、オンス銅板などさまざまな呼び名がありますが、同一機能製品です。
可とう導体のご照会について
標準品以外の仕様、寸法も対応可能です。
下記の条件をできるだけ詳しくお知らせください。
- 型番
- 公称断面積または電流容量
- 可とう導体と接続される相手端子の端子巾およびボルト・ピッチ
- 全長
- 取付形状
- 可とう導体を使用される雰囲気
- 数量
- 納期
注:可とう部に絶縁チューブが必要な場合はご連絡下さい。
可とう端子・コーペルのメーカーは、株式会社井上製作所となります。