スピーディなサービスでお客様に「満足」をお届けする電線ケーブルと化成品諸材料の専門商社

原料

サイラエース

サイラエースは、金属やガラスといった無機質と、樹脂などの有機質を、それぞれの特性を損なうことなく結合させることができるシランカップリング剤です。先端複合材料を含めた各種素材のさまざまな物性の向上・改善を実現します。

1.サイラエース(シランカップリング剤)の構造とはたらき

サイラエースはSiにひとつの有機官能基と2~3の無機質と反応する官能基をもった構造をしており、無機質と有機質との界面を改質させるはたらきがあります。カップリングのメカニズムは、カップリング剤のアルコキシシリル基が加水分解を受け、無機質表面とオキサン結合をつくる一方、有機官能基が有機質と反応することによって、無機質と有機質の橋かけを行います。

2.サイラエースの用途と効果

サイラエースの用途は多岐にわたり、無機質-有機質の介するところすべてが用途対象になるといっても過言ではありません。その効果は、機械的強度、電気特性の向上においては特に湿潤時に顕著であり、また、耐水性、耐熱性、接着性、密着性、加工性の向上・改善といった点でも高く評価されています。

3.アルコキシ基の性質

サイラエースのアルコキシ基(Si-OR)は水と反応してシラノール基(Si-OH)となり、無機材料(砂、シリカ、タルク、マイカ、ガラス、コンクリート、金属など)と結合すると共に、有機官能基は有機材料と結合します。

4.サイラエース

製品および一般特性

No.1  品名 S210

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 ビニル系 148.2 123 0.97 1.391 27 >99 528 2石非水 2-2066 2768-02-7 1993 3
名称 ビニルトリメトキシシラン
構造式
外観 無色透明液体

No.2  品名 S220

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 ビニル系 190.3 161 0.89 1.396 46 >98 412 2石非水 2-2066 78-08-0 1993 3
名称 ビニルトリメトキシシラン
構造式
外観 無色透明液体

No.3  品名 S310

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 アミノ系 206.4 234 0.97 1.450 126 >98 412 3石 2-2084 3069-29-2 1760 8
名称 N-(2-アミノエチル)3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン
構造式
外観 無色~淡黄色透明液体

No.4  品名 S320

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 アミノ系 222.4 259 1.02 1.442 143 >97 353 3石 2-2083 1760-24-3 1760 8
名称 N-(2-アミノエチル)3-アミノプロピルトリメトキシシラン
構造式
外観 無色~淡黄色透明液体

No.5  品名 S330

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 アミノ系 221.4 217 0.94 1.420 103 >98 354 3石 2-2061 919-30-2 1760 8
名称 3-アミノプロピルトリエトキシシラン
構造式
外観 無色透明液体

No.6  品名 S360

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 アミノ系 179.3 80/1064 1.01 1.422 83 >98 436 3石 2-2061 13822-56-5 1760 8
名称 3-アミノプロピルトリメトキシシラン
構造式
外観 無色透明液体

No.7  品名 S510

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 エポキシ系 236.3 290 1.07 1.427 137 >98 331 3石非水 2-2071 2530-83-8 該当しない 該当しない
名称 3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
構造式
外観 無色透明液体

No.8  品名 S520

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 エポキシ系 220.3 100/532 1.02 1.431 105 >97 356 3石非水 2-2072 65799-47-5 該当しない 該当しない
名称 3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン
構造式
外観 無色透明液体

No.9  品名 S530

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 エポキシ系 246.4 310 1.07 1.449 141 >98 318 3石非水 3-2647 3388-04-3 該当しない 該当しない
名称 2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
構造式
外観 無色透明液体

No.10  品名 S710

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 メタクリロキシ系 248.4 285 1.04 1.429 131 >98 315 3石非水 2-2076 2530-85-0 該当しない 該当しない
名称 3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
構造式
外観 無色~淡黄色透明液体

No.11  品名 S810

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 メルカプト系 196.3 212 1.05 1.440 112 >95 399 3石非水 2-2045 4420-74-0 該当しない 該当しない
名称 3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン
構造式
外観 無色透明液体

No.12  品名 S340

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 ケチミン系 303.5 134/665 0.91 1.431 131 >90 3石非水 登録済 116229-43-7 1760 8
名称 N-(,3-ジメチルプチリデン)-3-(トリエトキシシリル)-1-プロパンアミン
構造式
外観 淡黄色透明液体

No.13  品名 S350

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 カチオン系 375.0 0.90 1.400 11 40%メタノール溶液 208 1石非水 3-33782-201 34937-00-3 1230 3
名称 N-(2-(ニルベンジンアミノ)エチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン-塩酸
構造式
外観 微~淡黄色液体

No.14  品名 XS1003

  一般物性(代表値) 純度(%) 最小被覆面積(m2/g) 消防法危険物第四類 既存化学物質番号 CAS No. UN No. Class
分子量 沸点℃/Pa 比重 屈折率 引火点℃
有機官能基の種類 アミノ系 384.6 0.91 1.384 13 50%メタノール溶液 1石非水 2-36202-201 68845-16-9 1230 3
名称 N,N´-ビス[3-(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン
構造式
外観 微~淡黄色液体
TOP